2026年4月1日、自転車の「青切符」がついに施行された!
「知らなかった」では済まされない日が、ついにやってきた。2026年4月1日、自転車の交通反則通告制度、いわゆる「青切符」が全国で一斉に施行されたのだ。
これまで自転車の違反は、警察に止められても「イエローカード(警告)」で済まされることが多かった。だが、今日からは違う。16歳以上の者が特定の違反を犯せば、その場で青切符を切られ、5,000円から12,000円の反則金を納付しなければならない。
この記事では、警察庁が公表している公式資料「自転車ルールブック(令和7年9月版)」をもとに、66歳の現役サイクリストである俺が、全違反と反則金の一覧をわかりやすく解説する。
自分が普段何気なくやっている運転が、実は高額な反則金の対象になっていないか、この記事でしっかり確認してほしい。
施行から1ヶ月経って、街で実際に何が変わったか
青切符が施行されて1ヶ月が経った。俺は毎日のように自転車で走っているので、街の変化を肌で感じている。
明らかに取り締まりの「見える化」が進んだと感じる。
以前は自転車の違反を見ても警察官が見て見ぬふりをしていたケースが多かったが、施行後は交差点や駅前で自転車を止めている場面を明らかに多く目撃するようになった。
「どうせ捕まらない」という感覚は、もう通用しない時代になったと思っていい。
一方で、相変わらずスマホを見ながら走っている人、逆走している人も少なくない。
「まだ大丈夫だろう」という油断が、ある日突然12,000円の出費につながる。
この記事で今一度、全違反を確認してほしい。
そもそも「青切符」とは何か?
青切符(交通反則通告制度)とは、比較的軽微な交通違反に対して、反則金を納付することで刑事裁判を免除される制度だ。自動車やバイクではおなじみの制度だが、これがついに自転車にも適用された。
対象となるのは16歳以上の運転者だ。16歳未満の場合は、これまで通り指導や警告にとどまるが、高校生以上になれば大人と同じように責任を問われることになる。
青切符の最大のポイントは、「反則金を払えば前科がつかない」という点だ。逆に言えば、警察側にとっても「前科をつける重い処分(赤切符)」ではなく、「反則金で処理できる軽い処分(青切符)」になったことで、これまで以上に取り締まりが厳しくなることは間違いない。
※青切符制度の全体像や、なぜ導入されたのかという背景については、以下の記事で詳しく解説している。
【一覧表】自転車の反則金、全違反まとめ
それでは、警察庁の資料をもとに作成した「反則金の一覧表」を見ていこう。金額が高い順に整理している。
| 12,000円 | 携帯電話使用等(保持) ※いわゆる「ながらスマホ」 |
| 7,000円 | 遮断踏切立入り(遮断機が下りている踏切への進入) |
| 6,000円 | 信号無視(赤信号)、通行区分違反(右側通行・逆走)、指定場所一時不停止等(※一部)、追越し違反、横断歩行者等妨害等 |
| 5,000円 | 指定場所一時不停止等(※一般的な一時停止)、無灯火、公安委員会遵守事項違反(傘差し運転、イヤホン運転)、被側方通過車義務違反(左に寄らない) |
| 3,000円 | 並進禁止違反(並走)、軽車両乗車積載制限違反(二人乗り)、歩道徐行等義務違反 |
| 9,000円〜12,000円 | 放置駐車違反 *自転車の放置禁止区域(駅前など)に停めた場合が対象 |
※速度超過については、超過速度に応じて6,000円〜12,000円の反則金が設定されている。
具体的には、
ロードバイク乗りは平坦でも40~50km/h出てしまうから注意しろ!
特に峠の下りなどは100km/h近くなることもある、早目に制限速度まで減速しておこう!!車への激突も怖いぞ!!
反則金が高い順に「やりがちな違反」を徹底解説
ここからは、一覧表の中でも特に「日常的にやりがちで、捕まる可能性が高い違反」に絞って、その対策とともに解説していく。
1. ながらスマホ(反則金:12,000円)
今回の改正で最も高額な反則金が設定されたのが、携帯電話使用等(保持)、つまり「ながらスマホ」だ。
自転車に乗りながらスマホを手に持って通話したり、画面を注視したりする行為が対象となる。12,000円という金額は、学生はもちろん、大人にとっても痛い出費だ。
対策はシンプルで、「スマホホルダー」を自転車に取り付けること。そして、ナビの音声や音楽を聞きたい場合は、周囲の音が聞こえる「骨伝導イヤホン」を使うことだ。
俺自身、スマホホルダーを取り付けてから走り方が変わった。
以前はつい信号待ちで地図を確認しようとスマホを手に取っていたが、ホルダーに固定してからは手元を見る必要がなくなった。
ナビの音声案内だけで十分走れるし、何より「手が空いている」という安心感がある。
ハンドル操作に集中できるので、走りの質も上がった気がする。
俺が実際に使って検証したスマホホルダーと骨伝導イヤホンの正解については、こちらの記事を読んでほしい。
2. 傘差し運転・イヤホン運転(反則金:5,000円)
雨の日の「傘差し運転」と、周囲の音が聞こえない状態での「イヤホン運転」は、公安委員会遵守事項違反として5,000円の反則金となる。
ここで重要なのは、すべてのイヤホンが禁止されたわけではないということだ。
警察庁のルールブックには、「片耳のみに装着しているときや、オープンイヤー型イヤホンや骨伝導型イヤホンのように、装着時に利用者の耳を完全には塞がないものについては、安全な運転に必要な音又は声が聞こえる限りにおいて、違反にはなりません」と明記されている。
俺が本音で選んだ、骨伝導イヤホンの記事はここを見てくれ!
雨の日の対策は「レインウェア」を着ること一択だ。
66歳の俺が本音で選んだ、蒸れない・濡れないレインウェアの選び方はこの記事で解説している。
3. 無灯火(反則金:5,000円)
夜間にライトを点けない「無灯火」も、5,000円の反則金だ。
「街灯が明るいから大丈夫」「自分は見えているから問題ない」というのは通用しない。
ライトは自分が道を見るためだけでなく、自動車や歩行者に自分の存在を知らせるために必須の装備だ。
俺が10種類以上のライトを試して、本当に使えると判断したおすすめライトについては、この記事を参考にしてくれ。
4. 信号無視・逆走(反則金:6,000円)
赤信号の無視はもちろん、自転車は「軽車両」なので、車道の左側を通行しなければならない。右側を通行する「逆走」は通行区分違反となり、6,000円の反則金となる。
良く見かけるのが、次の交差点を右に曲がりたいからと、早めに渡ってチョットだけ右側を走ってしまうことだ。
道交法改正前でも、おばちゃんがそれで警官に止められている光景は良く見た、今後は問答無用で青切符発行→6,000円徴収になるので注意してくれ!
それにルール通りに左から走って来たチャリと、コーナーで出合い頭に激突する危険大だ!
これは避けようがない、捕まっって「危険行為」と取られたら大ごとになるぞ!
俺自身、何度もヒヤリとした経験がある。
相模原市内の住宅街を走っていたとき、細い路地の角から逆走してきたママチャリと正面衝突しそうになった。
相手は完全に無警戒で、俺がブレーキをかけなければ確実にぶつかっていた。
やっている本人は気にも留めていないようすで、いつもガッカリする。
また、意外と知られていないのが「点滅信号」の扱いだ。赤の点滅信号は「一時停止」と同じ意味を持つ。これを無視して進行した場合は、5,000円の反則金となるので注意が必要だ。
5. 一時不停止(反則金:5,000円)
「止まれ」の標識がある交差点で、自転車がそのままスーッと通り過ぎる光景をよく見るが、これも立派な違反だ。指定場所一時不停止等として、5,000円の反則金となる。
「止まれ」標識がある見通しの悪い交差点を左右も見ずに、そのまま通過してゆく、子供を乗せた3人乗りママを見かけるが、左右から来る車はまさか一時停止もせずに飛び出してくるとは思ってもいない。
これって単に運が良いから事故に遭っていないだけの話で、いつかはきっと…と考えると、子供が大きくなるまで生きていられるだろうか?と本気で心配になってしまう。
止まりたくない気持ちもわからないではないが、子供の命がかかっていることを忘れるな!
道交法改正後の今日からは事故に遭った際、自転車の「止まれ」していない姿が相手の車のドラレコに残っていると、過失割合が自転車側にも相応にかかってくると思われ、保険金相殺で治療費が自腹になる可能性もあるぞ!
自転車も車両である以上、標識には絶対に従うという意識改革しろよ!!
俺も昔は「ちょっとくらい」と思っていた時期があった。
だが、頭蓋骨骨折の大事故を経験してから、標識の前では必ず完全に止まるようになった。
あの事故で学んだのは「自分は大丈夫」という慢心が一番危ないということだ。
青切符の対象外(一発で赤切符)となる重大違反
ここまで青切符(反則金)の対象となる違反を解説してきたが、自転車の違反の中には、青切符では済まされず、一発で赤切符(刑事手続)となる重大な違反が存在する。
代表的なものが以下の2つだ。
- 酒酔い運転・酒気帯び運転(最大で5年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金)
- 妨害運転(あおり運転)(最大で3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金)
「自転車ならお酒を飲んで乗っても大丈夫」という時代は、とうの昔に終わっている。これらの違反は、反則金で済む話ではなく、前科がつく重い犯罪だということを肝に銘じてほしい。
| 区分 | 定義 | 特徴 |
|---|---|---|
| 酒気帯び運転(数値基準) | 呼気1リットル中のアルコール濃度が0.15mg以上検出される状態 | アルコール検知器の数値によって客観的に判断される |
| 酒酔い運転(状態基準) | アルコールの影響により、千鳥足・受け答えがおかしいなど、正常な運転ができない恐れがある状態 | 数値は関係なく、警察官の観察(歩行検査など)で判断される |
まとめ:法律を守るのは最低限、自分の身を守るのが最優先
「知らなかった」が通用しない時代になった。今日から警察は、容赦なく青切符を切ってくるだろう。
だが、俺たちサイクリストがルールを守る本当の理由は、「反則金を払いたくないから」ではない。
ルールを守ることは、自分の命を守るための最低限の防衛策だ。
無灯火で車に撥ねられたり、傘差し運転でバランスを崩して転倒したりすれば、時間も体力も精神もゴリゴリ削られることになる。
最後に、今日から自転車に乗る前に確認すべき「7つのチェックリスト」を置いておく。自分の運転を見直すきっかけにしてほしい。
| チェック項目 | 確認内容 | 違反時の反則金等 |
|---|---|---|
| スマホ | 走行中に画面を見たり、手に持って通話していないか? | 12,000円 |
| 傘・イヤホン | 傘差し運転や、周囲の音が聞こえないイヤホンをしていないか? | 5,000円 |
| ライト | 夜間、前後のライトを確実に点灯しているか? | 5,000円 |
| 走行位置 | 車道の左側を走っているか?(右側の逆走はNG) | 6,000円 |
| 信号・標識 | 赤信号や「止まれ」の標識を確実に守っているか? | 5,000〜6,000円 |
| 飲酒 | お酒を飲んで自転車に乗ろうとしていないか? | 赤切符(刑事手続) |
| ヘルメット | 万が一の転倒に備えてヘルメットを着用しているか? | 努力義務(反則金なし) 本当に使えるヘルメット選びのコツはここ! |
法律を守り、適切な装備を整えて、安全で快適な自転車ライフを楽しもう。
「自分にできることはすべてやっておく」が安全・安心にはもっとも大切だ!!
備えよ!!
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